自分が今までに最もよく騙されたもの・・・それは恋愛・セックス教

詐欺とか騙りとかいろいろ遭って苦い思いしている人も
結構いて、大変気の毒に思うことだ。
僕自身もたまにそういう目にあったことはあるが、
その中で今までの人生で最も被害が大きかったものは・・・、
それは多額借金でも高額セールスでもない。
実は日本、いや世界各国でセレブから庶民までの大部分が騙されているもの、
それは・・・、
 恋愛教、セックス教だ!
日本では僕が生まれる前から恋愛、正確には自由恋愛というものが
若者世代中心に蔓延り出していった。
そして80年代ではすでに恋愛結婚が圧倒的に占めるようになり、
50年代まで主流だったお見合いは全体の1割を切ってしまった。
お見合いというものは言うまでもなく親同士やおばさんなどが
結婚相手を探して合わせるものであるが、そういう縛られた性質を敬遠してか、
しだいに恋愛男女交際の自由を求め、恋愛結婚が主流になっていった。
そこまではまだいいにしても、さらに行き過ぎて恋愛をしない人は
人としてダメだの恋愛は人生ですべきだのという思想が広まるように
なってしまった。
つまり人生に恋愛は至上価値だという「恋愛教」が
現代社会を支配してしまったのだ。


・・・と、ここまで偉そうに(?)語っている自分も
10代にはそういう恋愛至上主義にまんまと騙されていた。
もっとも自分からは告白して恋愛しようとしたことはなかったが、
やはり若いうちは恋愛もしなきゃなと思っていた。
それが20歳に入って学生時代のうちに自分は恋愛に興味はもてないし、
何か恋愛というものは宗教みたいで何かがあるのかと思うようになった。
そうして社会人になったときには恋愛至上教の洗脳から解放するに
至るようになってきた。


まあこんなことを書いていると中には恋愛できない僻みだとか
言う人もいるだろうが、僕自身はもともと恋愛に興味ないだけで、
別にモテようがそうでなかろうが恋愛にエネルギーを注ぐ
暇があったら仕事や趣味など(恋愛も趣味の一つと思うこともあるし)
他の有意義なことに打ち込みたいものだ。
もちろん女性と接することが嫌いとか苦手とかいうわけでもない。
とにかく恋愛に興味ない人に無理に恋愛しても幸福とか充実感とか
味わえるとは思えないし、ただ単に疲れるだけ。
本当に恋愛したい人だけが勝手にそうすればいいだけの話だ。


さて、今もなお社会全体を支配している恋愛教、セックス教が
今どんな問題を引き起こしているかについては
後ほど述べることにする。