早くも2013年&お気に入りのウェブ小説読了

昨年の金環日食以来放置状態でしたが、
遅れながらも2013年あけましておめでとうございます。
今年も精進していきたいところです。


さて、その一方で1年以上前からずっと読んでいた
お気に入りのフリーの長編ウェブ小説がようやく完結して読み終えました。


「孤独な魔法少女は英雄になれるか?」(作者:烏口泣鳴氏、小説家になろう
http://ncode.syosetu.com/n3687x/


なんだ、今更魔法少女ものなんて萌えヲタじゃねーかと
言われるようなところですが、
実はこれは普通の魔法少女ものとは一味も二味も違うもので、
魔法ファンタジーにしてはかなり現実味あふれ、
かつ悩みやシリアスな描写要素が強いストーリーが特徴です。
最も僕自身は魔法少女もの(まどかマギカ除く)に興味関心ありませんが。


主人公が色々悩みながらもうつ的な現状に立ち向かっていく所や
孤独な状況に置かれているところなど、
ある意味エヴァに似ているところがあるとも思えますね。


主人公の法子さんは退屈な日常から子供心で魔法少女になる契約を結ぶものの、
魔物退治などでは散々惨めな目にあったり、学校での惨めな環境から、
英雄とはかけ離れたうつ的状態に陥り続けてしまいます。
それでも皆を助ける、何かの役に立つ英雄になりたいという強い希望を失わずに、
様々な問題に立ち向かっていく・・・という話ですが。
こういうストーリー展開などは好き嫌いが別れがちですが、
個人的には結構気に入っています。


いやあ、それにしてもこういう僕自身はもともと内向的であり、
中高生の友人関係もそれほど賑やかなものじゃなかったから、
(といっても僕は友人は何人かいてぼちぼち仲良く遊べてましたが)
恥ずかしながらも思春期時代の僕がその法子さんとどこか似ている所があるなと思ってて、
法子さんに共感や感情移入してしまう場面もぼちぼちあったりしました。
だから自分はこういう展開の話が好きだったりするのかもしれません。


ほかにも数多くの仲間や登場キャラなども出てきて、
全体的にそれだけ大規模な内容になってしまっていますが、
登場キャラの大部分が魅力的に描かれていいたりします。


ただその一方でエピローグの部分だけは個人的になんだこれはと感じる内容で、
ネタバレになるかもしれないが、本当にマスコミだの新世界の構造だのは
こんなに恐ろしいものだなと思ってしまいました。


それにしてもフリーのウェブ小説にしてはこの物語に引き込まれてハマるほどに
面白くて、心に残るものであり、全部読み切って本当によかったです。
作者の烏口さんの話によればまたこの次回作も構想中とのことで、個人的にも
次回作がどうなるか楽しみにかつ期待しているところです。


・・・というわけでお気に入りの小説の感想話でしたが
また別途考察として書き込むかもしれません。
それでは本年も良い年でありますように祈っています。