外向・内向性についてのまとめ

とりあえず外向性内向性について思っていることを書こうと思いますが、
今や外向内向論的なものは他サイトで色々な考え方が非常に多く出回っているので、
ここではまず、基本的な概要をまとめていくことにします。


まず最初に事実面から説明まとめです。

・外向的、内向的とは何か(定義)
→一般的に言われている意味とは少し違う
外向内向の提唱者はユングだが、彼の説明によると、
 外向的:心的エネルギーが自分→対象に向かう
 内向的:心的エネルギーが自分に向かう
この定義によると自信家で大雑把でも内向的な人もいれば気弱で控えめでも外向的な人もいる。

それが最近では、
 外向的:自分を外に表現し、外にエネルギーを発散する性質
 内向的:自分の感情思考などを抑えてエネルギーを蓄積する性質
に近い意味合いとなっている。
だから、外向的→何事にも果敢にチャレンジする、自己主張が強い
内向的→自分が興味ある範囲だけ集中する、相手へは控えめ、遠慮がちに接する
につながることになる。
→意味の取りようにより、自分は外向(内向)的だと思ってたのが実は内向(外向)的だったかもしれない?
 …というようなことも有り得る。


次に、自分の考察面です。

・外向性は良くて内向性は良くないのか?
→外向的な性格は現代社会に有利で内向的な人は不利な傾向があるようだが・・・
 …といってもこれは社会文化情勢に対して有利かどうかであり、
 前述の定義からすれば、外向内向性に善悪もなければ優劣もない。
 ましてやどちらが正常か異常かを判断するのは以ての他だろう。


・内向(外向)的な人が外向(内向)的に変わりたいと思う人がいるが…
特に内向的な人にとって社会面での外向性の有利さからそう思う気持ちはわかるし、
自分がどう変わるのもその人次第であり、自由でもある。
ただし、外向内向性の性格を大きく変えるのはかなり困難ともいえるようだ。
→よほど極端な性格でなければ無理に外向(内向)的になる必要はない。
自己啓発関係でも「これでキミも外向的になれる」「外向的になれれば〜」などの言葉には気をつけること
 そのとおりにやって実際に外向的になろうとしてもかなり困難だし、
 やがて過度なストレスに見舞われ、自分を見失う可能性も大きい。

→そもそも内向的なのは悪くも何にも無いのだ
(度を過ぎるのは無論よくないが、これは外向的にも同様に言える)
→自分を変えるならまず外向内向面以外のところから考えるほうが良い。


・・・と、こんなところでしょうか。
締めくくりとして、外向性内向性に続く第3の分類を作るとしたときの
「無向型」の説明です。

・外向でも内向でもない無向型
最も未熟な性格があるとしたら外向けにも内向けにも何も関心持たず働きかけないこの性格だと思う。