草食系という言葉によるとんでもない誤解と偏見

書込みも大変お久しぶりの中、
前からずっと気になっている「草食系男子」について書いていきます。

僕自身も「草食系男子」あてはまると思ってますし。

昨年は「草食系男子」が流行語大賞にも取り上げられましたが・・・。
「草食系」とは、恋愛やSEXにはあまり積極的でない、興味が薄いのが本来の定義です。
(Wikipediaなど参照)

その一方でマスコミや女性誌などでは草食系男子の特徴やら診断やらを挙げていき、
主に「お洒落興味あり」「仕事熱心でない」「男らしくない」などが
特徴として挙げられています。
…が実はこれらは全く根拠も統計データない、マスコミなどの勝手なイメージづけです。
 そして、この偏見と思い込みの風潮が草食系はじめ童貞への差別へと
つなかがってしまう可能性と深刻さもあります。

 一昔前童貞といえば硬派と呼ばれるものも話題になったが、
硬派は本来の意味での草食系の一つとともに男らしさの典型の一つでもありました。
硬派といえば漫画アニメではDBの孫悟空が有名だと思います。
孫悟空は一般的な草食系のイメージとはかけ離れてますが、
定義からすれば草食系とも言えます。

 草食系男子にもこれほど多様な人がいるのに、今もなお相変わらず
無気力だの軟弱だの男らしくないだのと勝手なイメージが一人歩きしてしまってて
いい迷惑でうんざりと感じている当事者たち(僕も含め)もかなり多いと思います。
すでにネット上でも似たような発言も多くなっていますしね。

 マスコミなど一般世間では草食系男子について賛否両論になっていますが、
それよりも本質的な問題は、「草食系」という言葉の意味を正しく理解せずに
直感的な思い込みだけで草食系男子(さらに肉食系も含めて)に
誤解と偏見を与えていることです。
このままでは恋愛SEXに興味が薄い男や童貞に対する偏見差別へと
つながってしまう可能性が高いでしょう。
 特に草食系を批判して肉食系になれとの風潮が強くなれば、
自由恋愛しろとか不順異性交遊万歳、SEX恋愛経験度での人の優劣判断などの
退廃的な風潮が強くなってしまうこともあり得ます。

 流行語大賞に選ばれるほどになっただけあって、「草食系」からもたらす
誤解、偏見などの悪影響は相当深刻になってしまうものだろうと
気になっているところです。

次回は草食系肉食系に関しての話をさらに突っ込んで続けていきます。